敏感肌とは?②

敏感肌とは?

敏感肌は肌質ではなく、
バリア機能が低下して刺激を受けやすくなった“肌の状態”です。
本記事では敏感肌の基本や原因をわかりやすく整理し、
株式会社うゆるが実際に採用している2ステップの判定基準をご紹介。
敏感肌向け化粧品の開発や試験を検討している方に役立つ内容です。

敏感肌になる原因

敏感肌の原因は人によってさまざまですが、大きく分けると
「生まれつきの体質」と「後天的な生活習慣や外的要因」によるものがあります。
ここでは、代表的な原因を見ていきましょう。

・先天的なバリア機能の弱さ(アトピー性皮膚炎など )

生まれつき肌のバリア機能が弱いと、外部刺激に過敏に反応しやすくなります。
その代表がアトピー性皮膚炎です。

アトピー性皮膚炎の肌は、慢性的にバリア機能が低下しており、皮膚を守るはずの角層が十分に機能していません。
かゆみを感じる神経が角層のすぐ下まで伸びてしまいます。
ほんのわずかな刺激でもかゆみが起こりやすくなり、これが「敏感肌」と呼ばれる状態につながります。

・生活習慣や環境要因による一時的なバリア機能低下

疲れや寝不足、ストレス、生活リズムの乱れは、肌のターンオーバーや保湿機能を乱し、バリア機能を一時的に弱めてしまいます。
さらに、乾燥する季節やエアコンの使用などの環境も肌の水分を奪い、外からの刺激に敏感になりやすい状態をつくります。
普段はトラブルのない人でも、体調や環境によって敏感肌になることがあるのです。

・過度な洗顔やスキンケアによるバリア機能の損傷

洗顔のしすぎや強い洗浄料の使用は、肌に必要な皮脂まで取り除き、バリア機能を壊してしまいます。
特に脂性肌の人は皮脂を気にして過度に洗顔しがちですが、かえって乾燥や敏感肌を招く原因です。
洗顔やスキンケアを「やりすぎない」ことによって改善する可能性があります。

敏感肌の判定基準|うゆるが採用する2ステップ

「敏感肌の判定基準はありますか?」
「どのような基準で敏感肌と判断されるのですか?」
このようなご質問をよくいただきます。

弊社では、敏感肌の判定基準として以下の2ステップを設けています。

ステップ1:敏感肌素因のヒアリング

以下の3点を中心にヒアリングし、敏感肌素因の有無を確認します。

● 敏感肌の自覚の有無とその理由
● アトピー性皮膚炎など敏感肌素因の有無
● 化粧品等を使用した際に皮膚トラブルが出た経験の有無

これにより、ご自身の肌や過去の経験を振り返っていただき、敏感肌の素因があるかを確認します。
敏感肌の自覚がなくても、アトピー性皮膚炎の既往や化粧品トラブルの経験が複数ある場合は、
敏感肌の素因がほぼあると判断します。

なお、男性の場合は女性に比べて化粧品使用経験が少ない方が多いため、ヒアリングだけでは判断が難しいケースもあります。
そのため、次のステップを必ず行います。

ステップ2:皮膚感覚刺激チェック

スティンガー(皮膚感覚刺激を感じやすい方)か否かを確認するために行うチェックです。
以下の2ステップを経て、敏感肌かどうかを判定します。

1. 生理食塩水を塗布し、刺激がないことを確認
2. 5%乳酸を塗布し、刺激を感じるか否かをチェック

なお、この皮膚感覚刺激チェックは、一般的な「パッチテスト」や「スティンギングテスト」とは異なり、試験そのものではありません。
どの試験に参加できるかを判断するための、被験者様の選定基準にあたるものです。

敏感肌であっても、その時のお肌状態によっては過度に敏感となり、試験にご参加いただく基準を満たせない場合があります。
そのため弊社では、試験前や試験時にお肌の状態を必ず確認した上で実施しています。

敏感肌向け化粧品の安全性試験は「うゆる」へ

敏感肌は肌質に関わらず誰にでも起こり得る状態であり、信頼できる化粧品の存在が大切です。
うゆるでは、敏感肌の方のご協力を得て試験データを積み重ねることを使命とし、「早さ」「価格」「品質」を兼ね備えたサービスを提供しています。

試験開始から最短1週間で結果をご報告できる迅速な対応。
国内実施でありながら1検体7万円~という低コスト。
さらに、臨床経験豊富な皮膚科専門医の監修と自社一貫体制により、
効率的で質の高い試験環境を実現しています。

敏感肌向け化粧品の安全性試験は、ぜひ「うゆる」にご相談ください。
施設管理費用のコストカット

施設管理費用のコストカット

訪問型にすることで、円滑な試験運営と試験費用のコストダウンができます。
うゆるは、介護施設や就労支援施設といった施設様でご就業されているスタッフ様を対象に臨床試験を行うことで、施設固定費をかけず、高品質で円滑な試験運営を行っています。
就労支援施設や老人介護施設などの施設様に伺い試験評価に最適な環境の元、スタッフ様のご休憩時間やご就業の合間のお時間をいただくことで円滑な運営の元で試験を行います。
負担軽減費(協力費)のコストカット

負担軽減費(協力費)のコストカット

試験にご参加いただく被験者様にお支払いする「負担軽減費(協力費)」。
訪問型にすることで、わざわざ試験会場に被験者様が時間を割き、交通費をかけていらしていただく労力を減らすことができます。つまり被験者様の負担が大幅に減ることで、負担軽減費(協力費)のコストも同時に抑えさせていただいています。
さらに訪問型の場合、被験者様のキャンセル(試験中止)が発生しにくいことから、余分なコストカットだけでなく、円滑なデータ採取にも一役買っています。
被験者様の管理をミニマムに

被験者様の管理をミニマムに

被験者様ご参加の連絡や事前の健康状態の把握は、各企業様・施設様から情報をいただくことで完結できます。つまり、うゆるのスタッフが被験者様を管理するための時間・労力を最小限で試験を運営することも、円滑でリーズナブルな試験を運用できている1つの理由なのです。