敏感肌とは?①

敏感肌とは?

敏感肌は肌質ではなく、
バリア機能が低下して刺激を受けやすくなった“肌の状態”です。
本記事では敏感肌の基本や原因をわかりやすく整理し、
株式会社うゆるが実際に採用している2ステップの判定基準をご紹介。
敏感肌向け化粧品の開発や試験を検討している方に役立つ内容です。

敏感肌とは?化粧品の安全性試験における判定基準

化粧品において
「敏感肌向け」「低刺激」
といった訴求をするには、安全性試験が必要です。
私たち株式会社うゆるでは、
「敏感肌を対象としたパッチテスト」や「スティンギングテスト」など、
敏感肌向けの試験を承っています。

しかし、そもそも「敏感肌」とはどのようなお肌のことを指すのか
ご存知でしょうか?
この記事では、試験機関として実際に行っている
「敏感肌の判定基準」についてわかりやすくご紹介します。

敏感肌とは?

敏感肌という言葉はよく耳にしますが、実は
「特別な肌質」
ではなく、一時的にも起こり得る肌の状態を指しています。
ここでは「そもそも敏感肌とは?」という疑問にお答えします。

敏感肌は肌の”状態”のこと

実は、敏感肌には医学的に明確な定義がありません。
敏感肌は肌質ではなく、
「肌のバリア機能が弱まることで刺激を感じやすくなった状態」
を指します。

バリア機能とは、肌の一番外側にある「角層」がうるおいを保ち、
紫外線やほこり、摩擦といった外部刺激から内部を守る仕組みのことです。
角層には
「皮脂膜」「角質細胞間脂質(セラミド)」「天然保湿因子(NMF)」
などが存在し、これらが働くことで健やかな状態が保たれます。

このバリア機能が乱れると、
乾燥や赤み、ヒリつき、ごわつきといったトラブルが起こりやすくなります。
敏感肌とは、乾燥肌・脂性肌といった「肌質」とは別の次元で、
角層のコンディションが崩れた“不安定な肌状態”なのです。

肌質として定義されているのは4つ

肌質(肌タイプ)として医学的に定義されているのは、以下の4つだけです。
これらは、洗顔後に何もつけずに15〜20分経過した際の
お肌状態で見分けます。

● 乾燥肌:顔全体がカサつく方
● 普通肌:カサつきもテカリもない方
● 脂性肌:顔全体がうっすらテカる方
● 混合肌:カサつきとテカリ部分が両方ある方
(例:額はテカるが口周りはカサつく)

今回はここまで。
次回は敏感肌になる原因と試験の際の敏感肌の判定基準について
お伝えします。
施設管理費用のコストカット

施設管理費用のコストカット

訪問型にすることで、円滑な試験運営と試験費用のコストダウンができます。
うゆるは、介護施設や就労支援施設といった施設様でご就業されているスタッフ様を対象に臨床試験を行うことで、施設固定費をかけず、高品質で円滑な試験運営を行っています。
就労支援施設や老人介護施設などの施設様に伺い試験評価に最適な環境の元、スタッフ様のご休憩時間やご就業の合間のお時間をいただくことで円滑な運営の元で試験を行います。
負担軽減費(協力費)のコストカット

負担軽減費(協力費)のコストカット

試験にご参加いただく被験者様にお支払いする「負担軽減費(協力費)」。
訪問型にすることで、わざわざ試験会場に被験者様が時間を割き、交通費をかけていらしていただく労力を減らすことができます。つまり被験者様の負担が大幅に減ることで、負担軽減費(協力費)のコストも同時に抑えさせていただいています。
さらに訪問型の場合、被験者様のキャンセル(試験中止)が発生しにくいことから、余分なコストカットだけでなく、円滑なデータ採取にも一役買っています。
被験者様の管理をミニマムに

被験者様の管理をミニマムに

被験者様ご参加の連絡や事前の健康状態の把握は、各企業様・施設様から情報をいただくことで完結できます。つまり、うゆるのスタッフが被験者様を管理するための時間・労力を最小限で試験を運営することも、円滑でリーズナブルな試験を運用できている1つの理由なのです。